全国首長連携交流会 概要


全国首長連携交流会連携交流会 会長 森 真 氏(岐阜県各務原市長)
第12回全国首長連携交流会にて

■概要

全国首長連携交流会は、地域主導の地域づくりを目指して平成8年に提案され、平成9年に発足しました。それ以降、年1回のペースで2泊3日の合宿形式での会合を行い、約300人に及ぶ首長本人の参加を得て、全国の有志首長のネットワークを形成してきました。会合には中央省庁関係者、学識経験者,産業活動リーダー等も参加し、地域からの地域づくりを目指した様々なテーマにまたがる議論を行ってきました。
議論は、公共事業、農業農村、教育、環境、行政改革・公会計、川の活用、海の活用、道の活用、情報通信など多岐に及び、様々な提言がアピールされてきました。平成14年には、全国首長連携交流会を母体に、テーマ毎に集中的に議論を行い、政策形成と実践を目指した提言・実践首長会も発足し、さらに活動が活発になってきています。

■最近の動向と主な議論

平成18年5月12日~14日にかけて東京都港区の政策研究大学院大学にて、第11回全国首長連携交流会が開催されました。首長本人51名の参加と省庁関係者、学識経験者など合計200名以上が参加し、分権社会へ向けた議論を2泊3日にわたって行いました。
初日には、逢坂誠二氏(衆議院議員・前ニセコ町長)、泉田裕彦氏(新潟県知事)、森民夫氏(長岡市長)、清水聖義氏(太田市長)、横道清孝氏(政策研究大学院大学教授)によるパネルディスカッションや、医療に関わる各種講演などを行いました。また、交流会には、中馬弘毅氏(内閣府特命担当大臣)や佐藤信秋氏(国土交通事務次官)の参加も得て、分権に向けた議論が深まりました。
2日目には、分権、行革、教育、医療、地域おこし、次世代の交流などをテーマにした部会が開催され、各部会とも多数の首長本人、中央省庁関係者、学識者の出席のもと、活発な議論を行うことができました。また、糠谷真平氏(国民生活センター理事長・元経済企画庁事務次官)、土屋正忠氏(衆議院議員・前武蔵野市長)、増田寛也氏(岩手県知事)、辻原俊博氏(国土交通省官房審議官(国土計画))が登壇したパネルディスカッションも開催し、会の総括として大会宣言を採択することができました。交流会には、福田富一栃木県知事も参加し、初日に引き続き大変盛会なものとなりました。
また、全国首長連携交流会で構築されたネットワークを活かした地域連携の動きも各地で生じてきています。ひとつの市町村では出来ないことも、複数の市町村が連携するとできる場合もたくさんあります。例えば、海という資源をもった市町村と山という資源をもった市町村が連携し、互いの資源を教育や観光、交流のために活かせば、新しい地域づくりを進める事ができるのです。いま、北関東や関越をはじめとして、本会を出発点にして様々な地域の市町村が連携し、多様な分野を結ぶ活動が進みつつあります。
そして、平成14年には、本会を母体に提言・実践首長会が設立されました。そして、国に対する様々な提言を行うとともに、実践的な活動をするに至っています。また、平成16年には、九州首長連携交流会も設立されるなど、地域の首長ネットワークからの発信が盛んになりつつあります。

■役員および事務局
○顧問 森 民夫(新潟県長岡市長)
○会長 森 真 (岐阜県各務原市長)
○副会長 松崎秀樹(浦安市長)
○副会長 篠田 昭(新潟市長)
○事務局
NPO法人 地域交流センター内に置く
(事務局長 橋本 正法(特定非営利活動法人 地域交流センター 代表理事))
〒104-0043 東京都中央区湊1丁目9-8 八重洲第6長岡ビル3F
電話 03-3553-7344 FAX 03-3553-7346(担当 山下)
Email:m.yamashita@jrec.or.jp